GameMakerAdventCalendar2025の6日目の記事です。 前回に続き、Steamリリース時にやってよかったことを紹介します。
SteamCloudは、セーブデータをオンラインに保存し、複数の機器で同期できる仕組みです。 「PCとSteamDeck」や「メインPCとサブPC」とセーブデータを共有して、どの端末で遊んでも同じセーブデータを使えるようになります。
SteamDeckに対応するなら、SteamCloudも合わせて対応しておくことを強くおすすめします。 ****というのも、SteamDeckユーザーは家ではPCで遊び、外ではSteamDeckで続きから遊ぶという遊び方をよくします。 しかしSteamCloudに対応していない場合、PCの進行度がSteamDeckに反映されないといった問題が起きてしまいます。 そのためSteamDeckユーザーからは「SteamCloud対応してほしい!」という要望が多く、SteamDeck対応とクラウド対応はセットで考えるとユーザー満足度が一気に上がると感じました。 具体的な設定方法などを私たちのゲーム「Öoo」を例に紹介します。
SteamCloudの仕組みは大きく2種類あります。
①自動Cloud = 起動時に自動でクラウドからロードし、終了時に自動でクラウドへセーブ。 ②手動Cloud = GameMaker公式のSteam拡張機能を使い自前で実装。好きなタイミングでクラウドをロード&セーブを行う。
「Öoo」では①の自動クラウド方式で対応しました。 この方法では、コードに一切手を加えずSteamWorksでの設定のみでSteamCloudを実現しています。 以下流れを解説します。
まずSteam管理画面で以下のように設定します。 アプリページ → ストアページの管理 → 基本情報 → 対応している機能 →「Steamクラウド」にチェックします。
