アドベントカレンダートップバッターの生高橋です！ この記事では、GameMakerでドット絵をに綺麗に表示する方法を解説します。

環境

GameMakerのバージョン:IDE 2023.4.0134 Runtime 2024.4.0.168

ディスプレイ解像度:1920x1080

OS: Windows

まずはじめに最低解像度が重要だということ

ドット絵ゲームの場合、最低解像度を適切に設定することが重要です。

フルスクリーン時にはゲーム画面はプレイヤーのディスプレイ解像度に合わせて拡大されます。

拡大率が整数倍でない場合、ドットが崩れる原因になります。

一般的なディスプレイ解像度（Steamハードウェア＆ソフトウェア 調査2024年10月によると）

• 1920×1080 (Full HD): 最も普及しているディスプレイ解像度（全体の55％）
• 2560×1440 (2K): 次に多いディスプレイ解像度（全体の20％）

上記二つにあわせて最低解像度を決めれば全体の75％の環境に対応できます。

そこでこの主流なディスプレイに対して整数倍に拡大可能な解像度は以下になります。

• 320×180: 低解像度ドットゲーム向け。
• 640×360: 高解像度ドットゲーム向け。

多くのドット絵ゲームが以上の最低解像度を採用しています。

今回のサンプルでは320ｘ180で作成していきます。

注意: 今回紹介する方法はFullHD,2Kディスプレイ解像度のみをターゲットとしています。他のディスプレイ解像度だとゆがんでしまう可能性が高いので注意が必要です